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こうやひじり
ふりがな文庫
“こうやひじり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
高野聖
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高野聖
(逆引き)
明治三十年から、三十二、三年にかけて「
辰巳
(
たつみ
)
巷談」「
湯島詣
(
ゆしまもうで
)
」「
高野聖
(
こうやひじり
)
」などは、ほとんど暗誦するほどに読んだし、鏡花ばりで作文を書いたり、新聞に載った短文までも切り抜いた。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
高野聖
(
こうやひじり
)
はこのことについて、あえて別に
註
(
ちゅう
)
して
教
(
おしえ
)
を
与
(
あた
)
えはしなかったが、翌朝
袂
(
たもと
)
を分って、
雪中山越
(
せっちゅうやまごえ
)
にかかるのを、
名残惜
(
なごりお
)
しく見送ると、ちらちらと雪の降るなかを
次第
(
しだい
)
に高く坂道を
上
(
のぼ
)
る聖の姿
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それからなお一段と遠方の売買には、
高野聖
(
こうやひじり
)
という旅僧が参与した時代もあった。高野聖は一名を
呉服聖
(
ごふくひじり
)
とも謂い、江戸の呉服町などはこの呉服聖が開いたと、『
慶長見聞集
(
けいちょうけんもんしゅう
)
』
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
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