“こいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恋歌90.9%
喰欠9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余は春信の女において『古今集』の恋歌こいかあじわふ如き単純なる美に対する煙の如き哀愁を感じてまざるなり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ブラームスの『恋歌こいか』(五〇〇三六)も愛されて良い。シューマンの『二人の擲弾兵てきだんへい』も、劇的な美しさにおいて、シュルスヌスのかもす雰囲気は第一等かも知れぬ。
林「何うしてお前さんの喰欠こいかけを半分うて見てえと思ってゝも、喰欠こいかけを残した事がねえから、そっ台所だいどこにお膳が洗わずにある時は、洗った振りをしてめて、拭いてしまって置くだよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)