“げんよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幻妖50.0%
元窯16.7%
玄洋16.7%
衒揚16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手妻の一点張りで舞台みせを張ってみてえ気もあってひとつ根限り、幻妖げんよう摩訶まか不思議てえところを腕によりをかけて見せてえ気もちも大きにあるのだが、ついては、新奇のものをつくって
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
海鼠釉では朝鮮の会寧かいねいが有名であり、遠くは元窯げんように及びますが、この無名な楢岡のものは、決してそれらに負けないでありましょう。知らなかったら古作品かと思われるものさえあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
近いうちに彼女と式を挙げるはずになっている藤沢家の養子で、前院長のおいに当る健策という医学士は、昨年の暮に、養父の玄洋げんよう氏が急性肺炎で死亡すると間もなく
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
天賦の大なる才力を有し、しかして自己衒揚げんようと積極的自己感情の情緒とを、多分に有する権力ありて馬鹿なる一貴公子を想像しみよ。
列強環視の中心に在る日本 (新字新仮名) / 大隈重信(著)