“げきむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
劇務50.0%
激務50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
残務に当っている一部の者は、極端な劇務げきむわれ、閑役かんやくの者は、門扉もんぴを閉めきって、主君のに服しているほか、なす事もなかった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御用件は西本から承わっていますが、当社は官庁なぞと違って頗る劇務げきむですよ」
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
と、竹中半兵衛も病苦を忘れて激務げきむを克服していた。奇なるかなこの帷幕いばくは。——と誰かがつぶやいた。秀吉の双璧そうへきとたのむ謀将勇将のふたりが二人とも、満足な体でなかった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうなのよ。たとえば、あたくしが肺病と神経衰弱によって、大統領秘書の激務げきむに耐えられないといったような名目めいもくでね。前任者が、そうでしたのよ。そうなってもあなたはあたしを
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)