“けんかくしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
剣客者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不孝な娘とお叱りなきよう、くれ/″\も願いまする、先程無法な振舞をした剣客者けんかくしゃというは、おもてもとより知りませぬが、江戸の者といい
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
丁度日の暮方くれがた、北割下水へ通り掛りますと、向うの岸が黒山のような人立で、剣客者けんかくしゃの内弟子らしい、はかまをたくしあげ稽古着けいこぎを着て、泡雪あわゆき杓子しゃくしを見た様な頭をした者が
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
遥々はる/″\奥州おうしゅうの仙台へ参り、仙台様のおかゝえになって居る、剣客者けんかくしゃ黒坂一齋と云う、元剣術の指南を受けた師匠の処へ参って塾に這入り、剣術の修業しゅうぎょうをして身を潜めて居りましたが、城中に居りましたから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)