“けいどうみゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頸動脈87.5%
頸動脉6.3%
頸静脈6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Kは小さなナイフで頸動脈けいどうみゃくを切って一息ひといきに死んでしまったのです。ほかきずらしいものは何にもありませんでした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
頸動脉けいどうみゃくが断たれて、血がおびただしく出ている。火鉢の火には灰が掛けてうずめてある。電灯には血のあとが附いている。
心中 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
弾はあごの下から頸静脈けいどうみゃくを貫いて首の後ろにぬけた。老人は声も立てずにがくりとなった。蝋燭ろうそくは下に落ちて消えた。