“けいどうみやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頸動脈87.5%
頸動脉12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その戰鬪的な感じのする女——まだ二十八の、充分に生活力の旺盛わうせいなのが、右の頸動脈けいどうみやくから喉をつらぬかれ、それを刺した脇差は、疊の上に突つ立つて居るのは恐ろしいことでした。
その短刀を首へ三寸あまり——今日の言葉で言へば見事に頸動脈けいどうみやくをやられて居るのです。
刄物は細刄ほそば匕首あひくち、首筋へ突つ立てて、頸動脉けいどうみやくを切つた上、肺まで刺した樣子、冷酷無殘な昆虫こんちうのやうな離れ業です。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)