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頸動脈
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けいどうみやく
ふりがな文庫
“
頸動脈
(
けいどうみやく
)” の例文
傷は右の首筋——
頸動脈
(
けいどうみやく
)
から喉笛を深々と切つたもので、大の男も恐らく一とたまりもなかつたことでせう。
銭形平次捕物控:224 五つの壺
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
獵師などが山狩の時持つて行くやつ、重くて物凄くて、
猪
(
ゐのしゝ
)
などを一と突きする道具、これで
頸動脈
(
けいどうみやく
)
をやられては、獰猛極まる銀之助も、一とたまりも無かつたでせう。
銭形平次捕物控:266 処女神聖
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その戰鬪的な感じのする女——まだ二十八の、充分に生活力の
旺盛
(
わうせい
)
なのが、右の
頸動脈
(
けいどうみやく
)
から喉を
貫
(
つらぬ
)
かれ、それを刺した脇差は、疊の上に突つ立つて居るのは恐ろしいことでした。
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その短刀を首へ三寸あまり——今日の言葉で言へば見事に
頸動脈
(
けいどうみやく
)
をやられて居るのです。
銭形平次捕物控:187 二人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
娘の
頸動脈
(
けいどうみやく
)
を射切つて、水に落ちた矢の矢尻は、まつたく
剃刀
(
かみそり
)
のやうな切れ味です。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
後ろから
喉笛
(
のどぶえ
)
を切つた時、
下手人
(
げしゆにん
)
の顏を見るつもりで少し顏を反らしたらしく、傷は少し左へ
外
(
そ
)
れて居りますが、その爲に
頸動脈
(
けいどうみやく
)
を切られて、一たまりもなく死んで了つた樣子です。
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
何處か致命的な病氣を持つて居るらしく、青白い
汚點
(
しみ
)
だらけの皮膚、細い手足、險しい頬など、見るから痛々しい老人ですが、その首筋左の方から一とゑぐり、
頸動脈
(
けいどうみやく
)
を切つて、見事な手際です。
銭形平次捕物控:257 凧糸の謎
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
脈
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
“頸動”で始まる語句
頸動脉