“ぐうじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宮司80.0%
偶爾10.0%
求児10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛騨ひだ水無みなし神社宮司ぐうじを拝命すると間もなく、十一月十七日の行幸の朝に神田橋外まで御通輦ごつうれんを拝しに行くと言って、浅草左衛門町さえもんちょうを出たぎりだ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかして彼のごとく憤発激昂みずから進んでやまざるゆえんのものは自家頭上に禍福安危の応報あればなり。ゆえに欧州の平民主義なるものは二、三子の偶爾ぐうじの尽力に出でたる行潦こうろうの水にはあらず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
よし、ただ、南無とばかり称え申せ、ここにおわするは、除災、延命えんみょう求児ぐうじの誓願、擁護愛愍ようごあいみん菩薩ぼさつである。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)