偶爾ぐうじ)” の例文
しかして彼のごとく憤発激昂みずから進んでやまざるゆえんのものは自家頭上に禍福安危の応報あればなり。ゆえに欧州の平民主義なるものは二、三子の偶爾ぐうじの尽力に出でたる行潦こうろうの水にはあらず。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)