“くめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
53.1%
久米45.7%
来目1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
という継母にも、女の子のおくめを抱きながら片手に檜木笠ひのきがさを持って来てすすめる妻にも別れを告げて、やがて半蔵は勇んで家を出た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
でなければ日本に於ては元亨釈書げんこうしゃくしょの記す時代にさかのぼって、大和の国久米くめの仙人あたりにしか許されなかった実演、でなければそれよりさき
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
男はそのかみ、神武御東征のとき、偽者にしもの土蜘蛛と呼ばれ、来目くめの子等によって征服されて帰順した、一党のすえであった。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)