“くまで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
熊手90.6%
鐡搭3.1%
熊出3.1%
鐵搭3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中に魔衆の一人として、長いくちばしを突き出した八戒が、熊手くまでをふりあげて、強くないくせに威張った顔をして立っていた。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
小橋の下より出でし鬼共みなその鐡搭くまでを彼にむけたり、されど彼よばゝりていふ、汝等いづれも惡意をいだくことなかれ 七〇—七二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かなたにてもこなたにても彼等はおのが立處たちどに下り、既にもちにまみれて上層うはかはの中に燒かれし者等にその鐡搭くまでをのべき 一四八—一五〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
われは「シモニスト」の群を見き。その浮き出でゝは、鬼の持てる鋭き鐵搭くまでにかけられて、又沈めらるゝを見き。