“くっきょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屈居25.0%
屈踞25.0%
崛踞25.0%
窟居25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつは尊氏が一城にこもッて、屈居くっきょすると聞えたら、なおまだ多い筑紫諸党の武士は、いよいよ菊池の麾下きかへ寄るであろう
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「敵か」と、徐晃、張遼などが、ふたたび苦戦を覚悟して物見させると、それはもと、袁紹えんしょうの部下で、後、曹操に降り、久しく北国の一地方に屈踞くっきょしていた馬延ばえん張顗ちょうぎのふたりだった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その容子の裡には、何となく、現在の自己の勢威を誇って、いまなお播州の一地方に崛踞くっきょしている者のもうと無能をあわれむような、二つのものがうかがわれる。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて上世そのかみの伝説外相を変えて、ミカエル尊者、ジョージ尊者等、上帝に祈りて竜を誅した譚となり、以前ローマの大廟カピトル窟居くっきょして大地神女ボナ・デアたすけ人に益した神蛇も