“くごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
公郷40.0%
口業20.0%
久劫20.0%
箜篌20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公郷くごうがもう帰るでしょうから」
落ち梅記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
彼は節子が長い長い沈黙から——彼女自身の言草いいぐさではないが、まるで口業くごうでも修めていたかのような沈黙から動き変って来て
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
長い長い沈黙——恐ろしいものだ、口業くごうを修めていたかのような私は今までのとおりに何故黙ってばかりいるのか。私は話したい、そして、ほんとに聞いて下さるではないか。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ッそネネを殺ってしまっていたでしょう、ふッふふふ……ネネは僕に何一つ思い出をのこしてはくれなかったんですが、こんどの女は、こんなに消えぬ思い出を与えてくれたんです、久劫くごうに消えぬ
腐った蜉蝣 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
いざ君かなでよ箜篌くごう、——青水沼あをみぬま
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)