トップ
>
くぎかくし
ふりがな文庫
“くぎかくし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
釘隠
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釘隠
(逆引き)
それでも建ちは割合に高くて、簡単な欄間もあり銅の
釘隠
(
くぎかくし
)
なども打ってある。その釘隠が馬鹿に大きい
雁
(
がん
)
であった。
勿論
(
もちろん
)
一寸見たのでは木か金かも知れないほど古びている。
野菊の墓
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
長押作
(
なげしづく
)
りに重い
釘隠
(
くぎかくし
)
を打って、動かぬ春の
床
(
とこ
)
には、
常信
(
つねのぶ
)
の
雲竜
(
うんりゅう
)
の図を奥深く掛けてある。薄黒く墨を流した絹の色を、
角
(
かく
)
に取り巻く
紋緞子
(
もんどんす
)
の
藍
(
あい
)
に、
寂
(
さ
)
びたる時代は、
象牙
(
ぞうげ
)
の軸さえも落ちついている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
くぎかくし(釘隠)の例文をもっと
(2作品)
見る
検索の候補
くぎかく