“くうしゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
空襲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはり坊津の、山の上にある挺身ていしん監視隊長、谷中尉と言った。背が低い、がっしりした、眼の大きい男である。二十三四歳に見えた。先日、博多が空襲くうしゅうにあった際、博多武官府にいたと言う。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
いよいよ戦争せんそうわって、空襲くうしゅうおそれがなくなると、この家族かぞくは、ふるいすみかへもどっていきました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのまま放って置けば、あの怪人や化物は何をするか判らないのです。おしまいには東京の方へ飛んでいって空襲くうしゅうよりもなおおそろしい惨禍さんかきちらすかも知れません。そんなことがあっては一大事です。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)