“ぎょうごう”の漢字の書き方と例文
語句割合
行業100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは覚者かくしゃ(仏陀にも等しい人)が自分を全部他の者の中に生かすというような宗教的行業ぎょうごうにおいて特別な場合もありますが、普通世上に生存する人達が
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
上人の手によって得度とくどして、了海りょうかいと法名を呼ばれ、ひたすら仏道修行に肝胆を砕いたが、道心勇猛のために、わずか半年に足らぬ修行に、行業ぎょうごう氷霜ひょうそうよりもきよく、朝には三密の行法を凝らし
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
至誠心しじょうしんと申候。この心のまことにて。念仏すれば臨終に来迎らいごうすという事を。一心もうたがわぬ方を。深心じんしんとは申し候。このうえわが身もかのつちへむまれんとおもい。行業ぎょうごうをも往生のためとむくるを。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こんな際に仏教では、その歪み傷ついた愛欲をそのままそっくり信仰の行業ぎょうごうへ向わせます。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)