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きょうしょでん
ふりがな文庫
“きょうしょでん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
校書殿
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
校書殿
(逆引き)
その処置にたいして、正成も口を拭いてはいられず、翌晩、
校書殿
(
きょうしょでん
)
の人なき所で、深く部下の不心得を彼へ詫びたことではあった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いい捨てると、尊氏はふたたび
衛府
(
えふ
)
の門内へもどって行った。そして、内裏の西北にある
校書殿
(
きょうしょでん
)
の廊ノ細殿の外にかかるや、ふと
佇
(
たたず
)
んで
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして
謂
(
い
)
うところの鈴の綱は、廊の
隅柱
(
すみばしら
)
から
校書殿
(
きょうしょでん
)
の後ろのほうへ張られてあり、主上の
御座
(
ぎょざ
)
で
蔵人
(
くろうど
)
らを召されるときそれを引き、鈴が鳴る。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「鈴ノ綱」とよぶ
絹縒
(
きぬより
)
の綱が下がっている。遠い
校書殿
(
きょうしょでん
)
から蔵人たちの控え部屋にそれは鳴るような仕掛けになっていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何のかのと理由づけては、白昼、
得物
(
えもの
)
を持った鎧武者が、
内裏
(
だいり
)
にまで立ち入って来た。
校書殿
(
きょうしょでん
)
の大庭やら
梨壺
(
なしつぼ
)
のあたりにすら、うさんな者が、まま見かけられたりするのだった。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さよう。
帝
(
みかど
)
以下随身みな山上に二泊の折、足利殿には一夜不慮の刺客に襲われ、そのことで翌日、内裏の
校書殿
(
きょうしょでん
)
にて親しくお詫び申したことがある。……思えば、二人が心の端を
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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