“きゅうゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
旧友50.0%
丘蕕25.0%
旧游25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそれげもなく、そばへかけよってきた忍剣にんけんの手になでられると、わしは、かれの肩にくちばしをすりつけて、あたかも、なつかしい旧友きゅうゆうにでも会ったかのような表情をして、柔和にゅうわであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魯の襄公じょうこうが死んで若い昭公の代となる頃から、叔孫の健康が衰え始めた。丘蕕きゅうゆうという所へ狩りに行った帰りに悪寒を覚えて寝付いてからは、ようやく足腰が立たなくなって来る。
牛人 (新字新仮名) / 中島敦(著)
彼は独り自分の臥榻ねいすの上にもたれて、黄金色きんいろの長髪の間にはなはだ高い眉がしらをややしわめて、旧游きゅうゆうの地ビルマ、ビルマの夏の夜を偲んでいたのだ。
鴨の喜劇 (新字新仮名) / 魯迅(著)