“きしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貴所66.7%
帰署16.7%
稀書16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「杉田氏! 昨夜は、貴所きしょの肝煎りで使いを下さったそうで、ありがたく存じおる。お陰で、かような会いがたき企てにあずかり申して、大慶に存じおるところでござる」
蘭学事始 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
一行の帰署きしょを待ち構えていたもののように報告する一人の刑事の言葉を聞いて、赤羽主任はおっかぶせて云った。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「先生にお越しを賜わったついでに、ぜひご一覧に供えて、教えを仰ぎたい古書があります。重代の稀書きしょだそうです。ひとつご覧くださいませぬか」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)