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かんぎてん
ふりがな文庫
“かんぎてん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
歓喜天
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歓喜天
(逆引き)
ところがひとりのお
婆
(
ばあ
)
さん、元気なものだ。
歓喜天
(
かんぎてん
)
さまのお宮の
絵馬
(
えま
)
を引ッぺがして、ドンドン
焚火
(
たきび
)
をしてあたっている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この満身にお白粉を塗った
歓喜天
(
かんぎてん
)
の肉体が薄桃色に染めかえられ、東北なまりのセリフを云うごとに手を挙げ臀を振る様子は、まことに哀れと云うよりも
賑
(
にぎ
)
やかに勇ましく
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
これ本邦慾張り連が子孫七代いかに落ちぶれても
頓着
(
とんじゃく
)
せず、わが一代儲けさせたまえと祈って油餅を配り廻り、これを食った奴の身代皆自分方へ飛んでくるように願う
歓喜天
(
かんぎてん
)
また
聖天
(
しょうてん
)
これなり。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
案
(
あん
)
の
定
(
じょう
)
、ドーッと、
陣太鼓
(
じんだいこ
)
をぶつけるような吹雪がきた。燃えのこった
焚火
(
たきび
)
が雪にまじって、
虚空
(
こくう
)
に舞い、
歓喜天
(
かんぎてん
)
の堂の
扉
(
とびら
)
もさらってゆかれそう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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