“かわたび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
革足袋94.4%
皮足袋5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
因みに、その時同人は新しき革足袋かわたびを穿き、古きメルトン製の釜形帽を冠りおりたる由……おわり……
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
縁には毛氈もうせんを敷いて煙草盆などが出してあり、世界が違ったように、ここは外套がいとうやら、洋服やら、束髪やら、腰に瓢箪ひょうたんを提げた、絹のぱっち革足袋かわたびの老人も居て、大分だいぶんの人出。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
皮足袋かわたびの四十に足を踏込みぬ」の句がある。二十七年には脩の次男行晴ゆきはるが四月十三日に三歳にして歿した。くがが十二月に本所松井町まついちょう三丁目四番地福島某の地所に新築した。即ち今の居宅きょたくである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)