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からたちがき
ふりがな文庫
“からたちがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
枳殻垣
55.6%
枳殼垣
44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枳殻垣
(逆引き)
十六七ぐらいに見える異様な洋服の少年が一人、
柏木
(
かしわぎ
)
の私の
家
(
うち
)
の
門口
(
かどぐち
)
に在る
枳殻垣
(
からたちがき
)
の
傍
(
そば
)
に立っていたが、私が門口を
這入
(
はい
)
ろうとすると、帽子を
脱
(
ぬ
)
いで丁寧にお辞儀をした。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
お六の金をさらった雪之助は自分の家へ持込むのが不用心と思ったので一とまず
枳殻垣
(
からたちがき
)
越しに、財布を隣の寺の境内に投げ込み、翌る日の朝行って始末をし、金は灯籠に
銭形平次捕物控:120 六軒長屋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
からたちがき(枳殻垣)の例文をもっと
(5作品)
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枳殼垣
(逆引き)
竹から竹を傳はつて
枳殼垣
(
からたちがき
)
を越え、
椎
(
しひ
)
の
樹
(
き
)
を
滑降
(
すべりお
)
りて、下の往來に立つたのは、思ひも寄らぬ見事な體術です。
銭形平次捕物控:141 二枚の小判
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
人の
入
(
はひ
)
られぬ樣に厚い
枳殼垣
(
からたちがき
)
を繞らして、本丸の跡には、希臘か何處かの昔の城を眞似た大理石の家を建てて、そして、自分は雪より白い髮をドッサリと肩に垂らして、露西亞の百姓の樣な服を着て
葬列
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
からたちがき(枳殼垣)の例文をもっと
(4作品)
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