“からくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唐草90.7%
唐艸9.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見るとスウトケイスや、唐草(からくさ)模様の風呂敷包(ふろしきづつみ)などが、大小幾つとなく隅(すみ)の方に積まれ、今着いたばかりだというふうだった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
当座の物をひとりでこそこそと取り纏(まと)め、唐草(からくさ)の風呂敷包に括(くく)って、三十分ばかり皆と話してから兵庫の家へ帰って行った。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
わたしは唐艸(からくさ)模様の外套を羽織つて
雪 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
彼はその夕明りの中にしみじみこの折目のついた十円札へ目を落した。鼠色の唐艸(からくさ)や十六菊(ぎく)の中に朱の印を押した十円札は不思議にも美しい紙幣である。
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)