“かみこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紙衣64.3%
紙子28.6%
髪粉7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、上人の俳画は勿論祖師でもなんでもないから、更に紙衣かみこなんぞは着てゐない。皆この頃の寒空を知らないやうに、立派りつぱな表装を着用してゐる。
俳画展覧会を観て (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これ皆町の息子親の呼んで当てがう女房を嫌い、傾城けいせいなずみて勘当受け、跡職あとしきを得取らずして紙子かみこ一重の境界となるたぐい、我身知らずの性悪しょうわるという者ならずや
雪のように白い髪粉かみこをつけ(註一二)、きらきらした黒い眼をした、挙動の快活な、品のよい立派なその医師と、粗野な田舎の人々、就中なかんずく、ラムが大分𢌞って、テーブルに両腕を張って腰掛けている