“かじまくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楫枕66.7%
戢枕33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐渡に限ったことはないわ、あだし波間の楫枕かじまくら——行方定めぬ船の旅もしてみたい
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「船の中には何とおるぞ、とまを敷寝に、苫を敷寝に楫枕かじまくら、楫枕。」
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「西へ行く日の、はては東か。それは本真ほんまか。ひがし出る日の、御里おさとは西か。それも本真か。身は波の上。戢枕かじまくら。流せ流せ」とはやしている。へさきへ行って見たら、水夫が大勢寄って、太い帆綱ほづな手繰たぐっていた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)