“かしわや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柏屋76.9%
柏家7.7%
鶏商7.7%
鶏商屋7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも花見ではない、初桜はつざくら故余り人は出ません、其の頃には海老屋えびや扇屋おうぎやの他にい料理茶屋がありまして、柏屋かしわやというは可なり小綺麗にして居りました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
早瀬 実は柏家かしわやの奥座敷で、胸に匕首あいくちを刺されるような、御意見をこうむった。
湯島の境内 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
同氏は禅学熱心家で殊にそういう殺生せっしょうな商売をしなくても充分生活の出来る人であるに拘わらず、依然いぜんとして鶏商かしわやをやって居りますから東京からしばしば書面を送っていさ
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
大阪では安土町の渡辺市兵衛氏、この方は以前からなかなかの資産家で今は株式仲買業及び朝鮮で交易することを専門にして居りますが、以前は船場で泉清という名高い鶏商屋かしわやでありました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)