“かぎあな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鍵穴75.0%
鍵孔18.8%
鉤穴6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その朝は早くから、鍵穴かぎあなを通してKは、控えの間に特別な動きがあることを認めていたが、やがてそのわけがわかった。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
勝手元の引戸ひきどに、家の割には、たいへん頑丈がんじょうで大きい錠前じょうまえが、かかっていた。わしは、懐中ふところを探って、一つの鍵をとり出すと、鍵孔かぎあなにさしこんで、ぐッとねじった。
夜泣き鉄骨 (新字新仮名) / 海野十三(著)
依つて教えた通りにして、朝になつて見れば、針をつけた麻は戸の鉤穴かぎあなから貫け通つて、殘つた麻はただ三輪だけでした。