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かかえぬし
ふりがな文庫
“かかえぬし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
抱主
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抱主
(逆引き)
と引立てるようにされて、染次は
悄々
(
しおしお
)
と次に出た。……組合の
気脉
(
きみゃく
)
が
通
(
かよ
)
って、待合の女房も、
抱主
(
かかえぬし
)
が
一張羅
(
いっちょうら
)
を着飾らせた、損を知って、そんなに手荒にするのであろう、ああ。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お
披露目
(
ひろめ
)
をするといってもまさか天婦羅を配って歩くわけには行かず、
祝儀
(
しゅうぎ
)
、
衣裳
(
いしょう
)
、心付けなど大変な物入りで、のみこんで
抱主
(
かかえぬし
)
が出してくれるのはいいが、それは前借になるから
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
抱主
(
かかえぬし
)
の台所口へ、見すぼらしい親身のものの姿が見えると、つんと
起
(
た
)
って、
行
(
ゆ
)
きもしないお稽古だの、寝坊が朝湯へ行き兼ねないのに、大道さなか、(お爺さん。)——ええ
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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