“かいぎやく”の漢字の書き方と例文
語句割合
諧謔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、『これはたいしたものらしい』と云つた。それから、『どうも写生に徹したものだ』とも云つたさうである。そこで、けふも赤彦君の枕頭ちんとうでその絵の話などをし、時に諧謔かいぎやく談笑した。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
わが愉快なる諧謔かいぎやくは草にあふれたり。
馬琴は崋山が自分の絵の事ばかり考へてゐるのを、ねたましいやうな心もちで眺めながら、何時になくこんな諧謔かいぎやくを弄した。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)