“おれくぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
折釘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それの締りをする細引きはちゃんと折釘おれくぎに結びつけたままになっていた。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その片隅の八日ようか巻の時計の下の折釘おれくぎに、墨西哥メキシコかケンタッキーの山奥あたりにしかないようなスバらしく長い、物凄ものすごい銀色の拳銃が二ちょう、十数発の実弾を頬張ほおばったまま並んで引っかかっているのだ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
折釘おれくぎ烏帽子えぼし掛けたり春の宿
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)