“おちみず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
越水33.3%
変若水33.3%
落水33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あいや、主人秀吉様を、越水おちみずにお待ち願ってあるので、御都合のみを伺って、すぐ引っ返したいのです。御会釈ごえしゃくは、略して欲しい」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……越水おちみずまで、お渡り下さるるもよし、また、主人がここへお訪ねしてもよいと申されます。景勝様の思し召しのほど、如何いかがにや、お伺いに参ってござる
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
機縁はすでに釈迢空しゃくちょうくうさんの『死者の書』によって作られた。鶴見のためには、この書がたまさかに変若水おちみずの役目を果すことになったのである。
歩行あるき出して、むきを代えて、もう構わず、落水おちみずの口を二三ヶ所、ざぶざぶ渡って、一段踏んであがると、片側が蘆の茂りで。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)