“おけや”の漢字の書き方と例文
語句割合
桶屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
片手のてのひらにぎり込むを得る程の石にて打ち、恰も桶屋おけやが桶の籠を打ち込む時の如き有樣ありさまに、手をうごかし、次第次第しだい/″\に全形を作り上げしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
簡野は今でも城代家老をしているが、訪ねてゆくと左馬之助はすでに分家して、桶屋おけや町に住んでいるということだった。
百足ちがい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その当時、鶴見の仮寓の真向いは桶屋おけやだった。すこぶる勤勉な桶職で、夜明けがたからつちの音をとんとん立てていた。