“おきなぐさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翁草90.9%
白頭翁9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近くは天明の初年に、上州伊香保いかほ木樵きこり、海尊に伝授を受けたと称して、下駄灸げたきゅうという療治を行ったことが、『翁草おきなぐさ』の巻百三十五にも見えている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それに入口の板の間が広く、柱が大きくて、ありゃ国宝ものですよ。それに浅間の裾野一帯が落葉松からまつ林でしてね。や、翁草おきなぐさがずいぶん咲いていましたぜ。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
かなしきいろのくれなゐや春ふけて白頭翁おきなぐささけるべを来にけり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
みちのくのわが故里ふるさとに帰り来て白頭翁おきなぐさを掘る春の山べに
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)