“おきごたつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
置炬燵85.3%
置火燵11.8%
置巨燵2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
襦袢一重の女のせなへ、自分が脱いだかすりの綿入羽織を着せて、その肩に手を置きながら、俊吉は向い合いもせず、置炬燵おきごたつの同じ隅にもたれていた。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
十二時過から御仙は通夜つやをする人のために、わざと置火燵おきごたつこしらえてへやに入れたが、誰もあたるものはなかった。主人夫婦は無理に勧められて寝室へ退しりぞいた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私も大した御扶持ごふちが戴けましょうから、然うしたらお母さんを斯んな処には置きません、すぐに屋敷へ引取って柔らかい着物を着せ、置巨燵おきごたつをして楽をさせ