“おおわざもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大業物76.9%
大業刀23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
としかつめらしく、軽く頭を下げると同時に、スラリ鞘走さやばしらせた一刀は、釣瓶落つるべおとしの名ある二尺八寸、備前長船おさふね大業物おおわざもの
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
やんわりと握った太刀の柄、居付かぬように動かせば、大倶利伽羅広光鍛おおくりからひろみつきたえ、乱れまじりの大業物おおわざもの鉾子先ぼうしさきから鍔際まで、傾むく夕陽に照り返り、ブ——ッと虹を吹きそうだ。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「残念だが、何分、彼奴きゃつが物干竿とんでいるあの大業刀おおわざものには、どうしても、刃が立たんのだ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)