“おおまないた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大俎板50.0%
大俎25.0%
大肉俎25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魔像の前には蜥蜴とかげの死骸、猫の脳味噌、半殺しの蛇といった不気味な供物が、足の高い三方さんぼうに載せて供えられ、その供物の真ん中に据えた白木の大俎板おおまないたの上には
大俎おおまないたがある、白刃しらはが光る、いかだのようにやりを組んで、まるで地獄の雛壇ひなだんです。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つい眼の前には板戸のごとき大肉俎おおまないたすえられしに、こうし大の犬の死体四足しそくを縮めてよこたわれるを、いまだ全く裂尽さけつくさで、切開きたる脇腹より五臓六腑溢出あふれいで、血は一面に四辺あたりを染めたり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)