“おおとし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大歳66.7%
大年33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大歳おおとしまたは十四日の年越としこしばんに、家々の門に来てこれを振りまわし、ダシヤレダシヤレ、またはハーラメダーセ、すなわち孕み女を出せとわめくのである。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
背戸せどから隣の家へそっと火を借りに行くなどということは、勿論もちろんもう必要の無いことであるが、それでも昔大歳おおとしの夜おそく、火種をたやしてしまった新嫁が、途法にくれてかどに出て立っていると
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ねむらずにいた人々の話柄であって、ちょうど庚申こうしんの由来霊験を説く話、または大年おおとしの晩には大きな火をいて、知らぬ旅人にも親切を尽すべきものだという類の民間説話が
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)