“おおづつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大砲55.6%
大筒38.9%
大銃5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時、霧を通して見るようなほの赤い江戸の夜空に、大砲おおづつのように鳴り渡る遠雷とおなりの響を聞いたことだけを与惣次ははっきり記憶えている。
明朝になったら、先生、退治しておくんなさいまし、あの大筒おおづつでもって。いかな海竜だって、大筒にゃかなわねえや
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
白沢の駅で大銃おおづつを放とうと企てたのが、真正の大作か、渡し舟のが、当の本人か、どうも、出没自由にて、稀代の曲者と心得ます。
三人の相馬大作 (新字新仮名) / 直木三十五(著)