“えんくわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炎火50.0%
燕窩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その満足を理解して呉れるものは三千代丈であつた。三千代以外には、ちゝあにも社会も人間も悉くてきであつた。彼等は赫々かく/\たる炎火えんくわうちに、二人ふたりつゝんでころさうとしてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
燕窩えんくわ鯊翅しやしの珍は、其の後に至つて之を烹𤎅ほうがうすべきである。然るに只管珍饌異味を搜求して調理せんとし卻て日常の飯をすこと甚だ疎なるを致すが如きは、正しきを失つて居るのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)