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えりわ
ふりがな文庫
“えりわ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
選分
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
選分
(逆引き)
そこで、大好きな田圃の中でも、
選分
(
えりわ
)
けて、あの、ちょろちょろ川が嬉しい。
雨上
(
あまあが
)
りにちっと水が
殖
(
ふ
)
えて、畔へかかった処が無類で。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
父なる人は折しも
鋸
(
のこぎり
)
や、鎌や、
唐瓜
(
たうなす
)
や、糸屑などの無茶苦茶に
散
(
ちら
)
ばつて居る縁側に後向に坐つて、頻りに野菜の種を
選分
(
えりわ
)
けて居るが、自分を見るや、兼ねて
子息
(
むすこ
)
から
噂
(
うはさ
)
に聞いて居つた身の
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
さて
難儀
(
なんぎ
)
だ、弱り切るぜ。ほんにさ、猫の額ほどな処で二十六
間
(
けん
)
と尋ねたが分らねえ。あたかも
芥子粒
(
けしつぶ
)
を
選分
(
えりわ
)
けるような仕事だ。そうしてまた意地悪く幾たびでもこの
総後架
(
そうごうか
)
に行当たるには恐れる。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
えりわ(選分)の例文をもっと
(3作品)
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