“うんえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雲翳77.8%
暈影11.1%
雲影11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春光嬉々として空に一点の雲翳うんえいなき意外の好天気と相成、明け放したる窓の晴心地に、壁上のベクリンが画幀ぐわていも常よりはいと鮮やかに見られ候。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
例えば、私自身が大病をわずらっている場合に、私は先ずその病気を治療することに私の生活の重点を置いて、その他の事はその重点をめぐって遠景的に暈影うんえいを作るでしょう。
婦人改造の基礎的考察 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
しかし、ぼくはようやく、雲影うんえい模糊もことみえそめた島々のあおさを驚異きょうい憧憬どうけいの眼でみつめたまま、動く気もしなかったのです。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)