“うわぬり”の漢字の書き方と例文
語句割合
上塗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従ってこの集の中には「鋸屑おがくず移徙わたましの夜の蚊遣かな 正秀」とか、「ふむ人もなきや階子はしごの夏の月 臥高」とか、「上塗うわぬりも乾や床の夏羽織 探芝」
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
きやがれ、殺すとき付いた返り血を誤魔化ごまかせねえから、多勢の前でお菊の死骸を抱き上げて、血染の上塗うわぬりをしたんだろう。そんな手を喰うものか
さて旧臘きゅうろう以来種々御意匠をわずらはし候赤坂豊狐祠畔あかさかほうこしはんの草庵やつと壁の上塗うわぬりも乾き昨日小半こはん新橋しんばし
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)