“うわっぱ”の漢字の書き方と例文
語句割合
上被100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしろから陽をうけて、紺セルの上被うわっぱりの肩や後毛のさきについたこまかいごみを目立たせながら、おさやが店の土間へ入って来た。
猫車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
芳年よしとしの月百姿の中の、安達あだちヶ原、縦絵二枚続にまいつづき孤家ひとつやで、店さきには遠慮をするはず、別の絵を上被うわっぱりに伏せ込んで、窓の柱に掛けてあったのが、暴風雨あらしで帯を引裂いたようにめくれたんですね。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)