“うらびと”の漢字の書き方と例文
語句割合
浦人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかあれどもかの遊女の中に多く往生おうじょう浦人うらびとの物の命を断つものゝ中にあってついにいみじき侍りし
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
本来はすべて浦人うらびとの所得だったのが、のちに少しずつ法令をもってこれを制限したのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
浦人うらびと島人しまびと乗せて城下に往来ゆききすること、前に変わらず、港開けて車道でき人通りしげくなりて昔に比ぶればここも浮世の仲間入りせしを彼はうれしともはた悲しとも思わぬ様なりし。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)