“うぬま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鵜沼85.7%
鵜沿14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東山道軍御本陣の執事から出た順路の日取りによると、二月二十三日は美濃の鵜沼うぬま宿お休み、太田宿お泊まりとある。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
中仙道は鵜沼うぬま駅を麓とした翠巒すいらんの層に続いて西へとつらなるのは多度たどの山脈である。鈴鹿すずかかすかに、伊吹いぶきは未だに吹きあげる風雲のいのしし色にそのいただきを吹き乱されている。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
中仙道は鵜沿うぬま駅を麓とした翠巒の層に続いて西へと連るのは多度の山脈である。鈴鹿は幽かに、伊吹は未だに吹きあげる風雲の猪色にその山頂を吹き乱されてゐる。
白帝城 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)