“うずら”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ウズラ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われらがこの家をいでたる時、日はいまだ昇らざりき。われらはうずらあさらんがために、手に手に散弾銃をたずさえて、ただ一頭の犬をひけり。
明日あしたね、行くんだからね、うずらの三を取っておいておくれ、いいかえ——分ったかい——なに分らない? おやいやだ。鶉の三を取るんだよ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
或る時は、草の根を這ううずらのように——或る時は野鼠のようなはやさで——彼はようやく有海あるみはらまで敵の眼をかすめて来た。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)