“うこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
烏江44.4%
羽紅22.2%
迂巷11.1%
雨工11.1%
雨江11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺は、かん高祖こうその大軍をやぶった古戦場である。またかの有名な項羽こうう虞美人ぐびじんが最期の悲涙を濡らして相ようした烏江うこう夜陣やじんのあとも近い。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひなたもとそむるはるかぜ 羽紅うこう
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
文に常松迂巷とあるのは池松迂巷うこうの間違いである。私はその当時雑誌発行というような事務に馴れなかった上に健康が十分でなかったので手紙などは怠り勝ちであった。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
さて先般来当熊本人常松迂巷うこうなる人当市『九州日々新聞』と申すに紫溟吟社の俳句を
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「これは羊ではありません、雨工うこうです」
柳毅伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
兄もまだ大学を出でぬ頃にて、兄より『帝国文学』といふ雑誌新たに出でたりとて、折々送つてもらひ候うちに、雨江うこう様桂月様今お一人の新体詩その雑誌に出ではじめ
ひらきぶみ (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)