“うけやど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
請宿70.0%
受宿30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お手廻りのお世話をさせるために、江戸でお召抱えになったのがそのお藤さんで、当時はそんな邸向の奉公人ばかりを口入くちいれする請宿うけやどがあったのだそうです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
お筆はさらに近所の雇人請宿うけやどへ頼みに行ったが、右から左には思わしい奉公口も見いだせないらしく、二月の末まで溝口家にとどまっていた。
有喜世新聞の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
割木ほどの事も大台にしてしかりとばさるる婢女はしたの身つらや、はじめ受宿うけやど老媼おばさまが言葉には御子様がたは男女なんによ六人、なれども常住家内うちにおいであそばすは御総領と末お二人
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)