“うけとりがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
受取書66.7%
請取書33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、女は初めて、安心したようにうなずいて、受取書うけとりがき為替料かわせりょうとを引き換えに出て行った。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『首の受取書うけとりがきをくれと云ったので、弱っておるのだろう』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と言つてさきの男は書肆ほんやから署名入りの請取書うけとりがきを喜んで買ひ込むだ。味を占めた書肆ほんやは要りもしない書物ほんまでせつせと文豪の手許に担ぎ込むやうになつた。
ところが懇意な書肆ほんやで、いつも新版物を見繕つて文豪のもとへ売り附けにく男があつた。キプリングは書物ほんあづかる度に請取書うけとりがきに署名をするのが例となつてゐる。